製本のしくみ:製本の工程について

製本の工程について解説いたします。

製本の工程 みぞつけ 表紙付け 背固め 断ち割り 丸みだし バッキング 仕上断裁 下固め 糸綴じ 糸かがり 丁合 折り 断ち割り
左 中央 右

用語解説

1.断ち割り
印刷された紙を機械で折るために適正な大きさに断裁します。
断ち割り
2.折り
断裁された紙をページの順番が揃うように折っていきます。折られたものは「折丁」と呼ばれ、一般的な書籍の場合は16ページで1つの折丁となります。
折り
3.丁合
折丁どうしをページ順に組み合わせる作業です。折丁は1折、2折、3折といったようにページの順番に沿って分かれているため、これを重ねて組み合わせます。
丁合
4.糸綴じ、糸かがり
丁合された折丁の背中に糸を通し、綴じ合わせます。この段階でバラバラだった折丁が一冊分にまとまります。
糸綴じ、糸かがり
5.下固め
一冊分にまとめた折丁を、表紙で覆う前に糊等で仮固めをし、本の状態にします。
下固め
6.仕上げ断裁
下固めをした中身だけの本を断裁します。天地、小口の三方が断裁され、正確な仕上り寸法に整えられます。
仕上げ断裁
7.丸みだし・バッキング
丸みだしは本の背と小口の束(本の厚み)寸法を揃える目的と本を開きやすくするために、背を丸くする加工をします。バッキングは背を丸くした後に背のカタチを整え、耳と呼ばれる部分を出すための作業です。
丸みだし・バッキング
8.背固め
本の強度を保つため、本の背の部分に寒冷紗(荒めに織られた布)や花布、最後に耐久性の高い紙を貼付けます。
背固め
9.表紙付け・くるみ
中身とは別工程で作られた表紙を取り付ける(くるむ)作業です。表紙はボール紙などに革や布などの材料を貼り合わせて作られます。上製本の表紙は中身よりも天地、小口の部分がひとまわり大きく作られており、表紙の内側に均等になるように中身が固定されます。
表紙付け
10.みぞつけ
製本された本を開きやすくするために、背と平の部分の境界に圧力を加えて溝をつけます。
みぞつけ