総入れ歯は粘着性の強い食品で浮きやすく、飴のように長時間口の中にとどまるものは、吸着を乱して外れたり、裏側に入り込んで痛みを生じたりすることがあります。
特にキャラメル系の粘る飴やソフトキャンディは、総入れ歯の床と粘膜の間に引っ張りの力が働きやすいため注意が必要です。
一方で、硬くて噛み割るタイプの飴は、強い咬合力が局所に集中して破損の原因になる可能性があるため、無理に噛まないことが大切です。
どうしても飴を楽しみたい場合は、まず小さめで溶けやすい飴を選び、片側だけで噛まずに左右均等に力を分散させる意識を持つと負担が軽くなります。
また、食後は総入れ歯を外して洗浄し、粘着成分が残らないようにすることで口腔内のトラブルを防げます。
唾液が少ない方は粘着性が高まるため、水分補給をこまめに行い、乾燥しやい環境では飴の摂取を控える判断も必要です。
痛みや外れが頻繁に起こる場合は適合の調整が必要なこともあるため、早めに歯科医へ相談すると安心です。
総入れ歯でも飴を完全に避ける必要はありませんが、粘着リスクや破損の可能性を理解し、種類の選択と食べ方を工夫することで、トラブルを抑えながら楽しめます。



















