総入れ歯は歯の機能を補いますが、装着直後は咬合の違和感や舌の動きに影響が出やすく、嚥下障害がある方では食塊の形成が不十分になりやです。
嚥下障害のある方が総入れ歯を使用する場合、まず入れ歯の適合を丁寧に確認し、痛みや浮き上がりがない状態を整えることが重要です。
食事時は一口量を小さくし、柔らかくまとまりやすい食品を選ぶことで安全性が高まります。
例えば、とろみをつけた汁物や刻み過ぎない軟菜は、総入れ歯の咀嚼に負担をかけず、嚥下障害のある方でも食塊を作りやです。
姿勢も大切で、背筋を伸ばし、顎を軽く引いた姿勢でゆっくり噛むことで誤嚥のリスクを下げられます。
また、口腔内の乾燥があると総入れ歯が安定せず、嚥下障害の症状が強まることがありますので、水分補給や保湿ケアを行い、唾液分泌を促す工夫が有効です。
食事中にむせい場合は、食材の形状やとろみの濃さを調整し、無理に固形物を選ばないことが望ましいです。
さらに、総入れ歯の清掃不良は口腔内環境を悪化させ、嚥下障害による誤嚥性肺炎のリスクを高める恐れがあるため、毎日の洗浄と定期的な歯科受診が欠かせません。



















